2017年1月3日火曜日

コミックマーケット91に参加しました

新年あけましておめでとうございます。わかめそばです。

昨年の12月29日に、コミックマーケット91にサークル「53鍵盤」として参加しました。サークルとしては2回目の参加で、前回は C89 ですのでちょうど1年経過した事になります。


今回サークルとして参加した目的は、The Book of SobaCha 2 と SobaChan アクリルキーホルダーの頒布です。また、友人である Nomuken 氏 (@nomuken) も去年に引き続き「あーちの本」を書いて頂いたので、Nomuken 氏から 53鍵盤 への委託という形で今年も頒布しました。会場では Nomuken 氏と水梨氏 (@3qu8) にお手伝い頂きました。ありがとうございます。

今年も沢山の方々にお越しいただき、新刊の The Book of SobaCha 2 の100部と あーちの本 2nd Edition 20部、SobaChan アクリルキーホルダー50個、そして既刊の The Book of SobaCha 30部を含めこれら全てを完売する事が出来ました。重ねてお礼申し上げます。

新刊につきましては、後々 The Book of SobaCha 1+2 として、ちゃんと印刷所で製本した後に通販委託できれば良いな…と考えております。また、あーちの本2 については、後々 Nomuken 氏の Web サイトにて PDF を公開するとの事ですので、情報をチェックして頂ければと思います。



SobaChan アクリルキーホルダー


ところで、そもそも C91 に申し込んだ動機は何であったかなと思い返してみると、C89 にて頒布した SobaCha 本の続編を書きたいからではなく、SobaChan のアクリルキーホルダーを作りたいからという理由でした。


コミケにサークル参加すると、朝早くにサークルスペースに到着した時にまず卓上のパイプ椅子と大量のチラシをどかします。このチラシには印刷所の宣伝だったり時期イベントの告知が入っています。C89の頃の話ですが、その中に「同人グッズを作ろう」という趣旨の広告が入っており、アクリルキーホルダーやらスマホスタンドなどのグッズの紹介が含まれていました。以前から SobaChan のグッズを作ってみたいなぁとボンヤリ考えていたものですから、このチラシのお陰で SobaChan のアクリルキーホルダーを作ろうという具体的な構想に辿り着くことになります。


そんなわけで、ちまちま絵を描きながら11月の終わりには印刷所に入稿する事が出来ました。アクリルキーホルダーのイラスト自体は、解像度さえ高ければ何のペイントソフトで作っても良いので ArchLinux にインストールした AzPainter2 という微妙にわけのわからない環境で制作していました。しかし最終的に印刷所に送るデータは Photoshop か Illustrator でなければならないので、部室の Photoshop で難解な Adobe の UI と格闘しながらチマチマとカットパスを入れる作業をしていたりしました。


それから1週間ほどでアクリルキーホルダーが届きました。AKI_ くん (@AKI_Dnations) と「正直、本を書くよりグッズ作るほうが楽しい」等という話をしていたりもしましたが、自分の描いたイラストが硬質なプラスチックに刷られて出力されるのはやはり面白いものです。完成してしばらくはあまりにウキウキして毎日持ち歩いていました。


The Book of SobaCha 2


一方の SobaCha 本2の方は中々にハードな思いをすることになります。SobaCha の歴史だったり、検証端末だったり。。。という、これまでに積み重ねてきたネタはほとんど SobaCha 本1に書いてしまったので、SobaCha 本2に書く内容というのは新たな機能の実装をもってネタとしなければなりません。そのため、10月と11月はひたすら SobaCha を Android 7.0 Nougat のマルチウィンドウに対応させる実装を行っていました。

ところが、時期を同じくして大量のタスクが振ってきます。学部の卒業研究です。もちろん10月以降は卒業研究で忙しくなることはコミケ申込時点でわかっていたため、SobaCha 本2の大まかな原稿は先回りして書いていました。しかし、やがて研究の方の進捗が危うくなってくるに従い SobaCha どころではなくなってしまい、11月後半にかけては進捗を出すために研究室に一晩寝泊まりするような荒んだ生活を送っていました。

どうにか研究の成果が出た頃には、既に12月に差し掛かっていました。コミケに申し込んだ時には SobaCha 本2を印刷所で印刷したいなぁといった淡い夢を持っていましたが、いざ12月になってみると、印刷所の通常入稿締め切りと論文の締め切りがピッタリ同じである事に気が付きます。当然ながら論文を優先しないと大学を卒業出来ないのでオフセット印刷の夢はまたしても先延ばしになる事となります。

オフセット印刷を諦めた人間の行く先はやはりコピー本となるわけです。C89で頒布した SobaCha 本1もコピー本でしたが、この時は50部、延べ650枚をセブンイレブンの印刷機で印刷した上で人力でホチキス留めをするという無謀な方法で生産していたため、その反省から今年はキンコーズさんの印刷機をレンタルして印刷しました。こちらは原稿の印刷が完了すると自動でホチキス留めまで行ってくれる優れものです。


こうした紆余曲折がありましたが、何とかC91に間に合わせることが出来ました。締め切りに追われないというのは、実に、よいものです。。。

違法建築


コミケのもう一つの楽しみは、サークルスペースをいかにして有効活用するかを考えることです。そしてその目標は100円均一のグッズでほとんど達成することが可能です。

今回は大学から持って返ってくるのを忘れたのでポスタースタンドを100円均一のグッズで作ってみることにしました。


インテリア用のイーゼル2つとクリップハンガーを用意し…


イーゼルの上にイーゼルを乗せてクリップハンガーをガムテープで固定するという実装により、ポスターを高い位置まで掲げる事が可能になります。このポスタースタンド(?)は元々がイーゼルなので、分解すれば薄く持ち運びやすいというメリットもあります。


当日は転倒防止の為に養生テープで固定するというさらに雑な運用が行われました。この養生テープの海苔巻きを見た Nomuken 氏からは「アグレッシヴ」という言葉を頂きました。

0 件のコメント:

コメントを投稿